つらい胸水、あきらめないで!症例や方法があります。
胸水は、ご本人やご家族の方でさえ、全く初めての事で、どのように対処して良いか不安を抱えていると思います。
肺癌や肝臓癌、乳癌、肺炎、心不全等による『胸水』、そして、関連のある癌性胸膜炎と併発する『胸水』は、とてもつらく、生活の質(QOL)を急激に落としてしまうものです。
胸水の貯留は、胸水が溜まるということだけではなく、体内代謝(血流や水分代謝)が一気に低下してしまうので各臓器に強い負担がかかってしまいます。
お医者さんで出してもらう利尿剤は、確かに尿は出るのに、息苦しさはまったく変わらないという症状の方もいらっしゃいます。
症状がひどくなると、胸水穿刺の治療を行う人も多くいらっしゃいます。
しかし、穿刺による水抜きは、一時的には胸水を楽にしますが、体に必要な栄養分まで外に出してしまうことになります。また、血圧もをに低下させやすく、体力を一気に減退させてしまう場合もあります。
いずれにしても、胸水が溜まると、発症原因を根本から対策しない限り、改善しても再貯留してしまう一時的な処置でしかないといわれています。
人それぞれで異なっている胸水原因部分に働きかける
ここが大切なのです。
『胸水』は症状が進むにつれて・・・
肺癌や悪性リンパ腫、中皮腫、乳癌、肺炎、心不全などによる『胸水』、その他の遠隔転移からの『胸水』、また、関連のある癌性胸膜炎と併発する『胸水』は、症状が進むにつれて、「息苦しい」「咳が止まらない」「少し歩くと息が上がる」さらに症状が進むとほかの場所にも水がたまり「腹水」「足のむくみ」等の症状が出やすくなります。
私たちは、日々、患者さまやご家族の方とお話しをしていますが、
「呼吸を楽にさせたい」
「『胸水』の悪化をいち早く抑えたい・・・」
「胸水を治すには・・・?」
「できることなら、胸水が少しずつでも抜けてくれたら・・・」
など
皆さまの「切なる思い」と強く感じています。
実際の医療現場では『胸水』どのような方法で対処しているのか・・・
実際の医療現場では、肺癌や悪性リンパ腫、中皮腫、乳癌、肺炎、心不全などによる『胸水』の対応として、【ステロイド】【利尿剤】や【アルブミン製剤】が使われています。
胸水の初期段階では、非常に有効な方法であり、胸水の排出が多く見受けられます。
ただし、「胸水が溜まる」という根本的な原因は何ら解決されているわけではないので、残念ながら再度「胸水の貯留」が始まるのです。
「じゃあ、胸水はその都度、ステロイドや利尿剤を使えばいいのでは!・・・。」
これも残念ながら限界があるのが現状です。ステロイドは副作用も多く長期服用は適さず、利尿剤の効果は徐々に弱くなるため、最終手段としては【胸水穿刺(せんし)=体の外から針を刺して胸水の吸引除去を行う】という強制的な胸水排出を行います。
この方法は、同時に大量の栄養素を排出し、また体内の水分バランスが一気に変化するために、急激な体力低下を生じてしまいます。事実、この方法においては医師も慎重になっているのです。
その場しのぎの対処となりますので、安易には行いたくない方法だと思います。
『胸水』に対処
胸水とは炎症が原因で生じる体内の余分な水分。
言い換えれば「代謝できなかった水分」なのです。
ということは、「水分を代謝する機能が極度に低下している」方々が胸水患者さまともいえると思います!!
では、胸水はどうすればいいのか・・・
強制的に水分を抜くことだけにとらわれず、「炎症を鎮め代謝させればよいのです!!」
水分代謝させる働きを一気に高める方法も考えられるのです。
原因の追究から根本的治療法を見出す。 これが漢方の強みです!!
胸水に関する既存の治療法とは作用点が異なりますので、西洋医学的治療と併行して漢方医学を取入れると意外な効果が得られることもあるのです。
『漢方的“胸水”対策』の具体的な方法
身体全体(臓器全体)を考えることも重要です!!
- 基本的に、臓器全体の血液の流れが悪くなっている。→「血流」の向上をはかる。
- 血管内への「水分の再吸収」が困難になっている。 →「アルブミン値」上昇をはかる。
- 体内の炎症により、胸水貯留を助長している。 →「炎症」を抑える。
- 「脾(胃)・肺・腎」の働きである
【水分の運搬 、吸収・水分の膀胱への輸送・汗の調節・尿としての排出】などの
水分代謝機能全般が低下している。
→「脾(胃)・肺・腎」の働きを向上させ、水分代謝機能の改善をはかる。
そしてその結果、多くの「うれしいご報告」も頂いています。
胸水における一般的な治療
一般的な胸水治療についてご紹介します。
■「炎症」を抑える
ほかにも胸膜がただれていたり、細菌などの炎症があったり、胸膜の状態に異常が起きていることから起こる場合もあります。炎症を抑えるためには、抗生物質や場合によって、ステロイドなどが投与されることもあります。
■「アルブミン値」の上昇をはかる
胸水が溜まると、アルブミンと言われる血中のタンパクが少なくなっている場合が多いので、少なくなり過ぎている場合には、それを補充することになります。アルブミンを作っているのは肝臓です。そのため、肝臓の力が弱くなると、胸水が増えやすくなります。貧血、栄養状態が低下の患者さんが胸水になる場合に多く見られます。
■胸腔穿刺(きょうくうせんし)
利尿剤を使っても胸水が増えてくるような場合には、胸腔内へ管を入れ、胸水を直接抜く、胸水穿刺という方法で治療をします。
即効性があり効果も大きい治療ですが、あくまで応急処置ですから、原因が取り除かれない限り胸水は再び増加してきます。
■原因疾患のある部分を改善
胸水の症状は、胸膜がただれていたり、細菌などの炎症があったり、胸膜の状態に異常が起きていることから起こる場合もあります。また胸膜に異常がなくても、胸水は腹膜から少しずつ出てきて、また胸膜から吸収されるという排水の仕組みのどこかで流れが妨げられることによって起こる場合もあります。
肝臓のあたりの血管に原因がある場合、心臓に原因がある場合、リンパ管に原因がある場合など、さまざまな疾患によって発症します。原因となっている疾患部分の改善をはかります。
相談堂は、ご相談される方のお話をよくお聞きした上で漢方薬をご提案させていただいております。漢方薬は原因部分に働きかけ、呼吸が楽になったなど症状が落ち着いてくる方、病院の画像検査で胸水が減ってくる方がいらっしゃいます。
症状にもよりますが、大抵ゆっくり抜けていくように状態を整えていきます。
また、ご提案の漢方は、西洋医学の処方による薬ともぶつからないものをご提案させて頂きます。
※既に、お医者さんの治療を受けていらっしゃる方は、血液検査結果や今現在服用されているお薬等の情報をお教えください。
漢方は、既存の治療法とは作用点が異なることから、体質が改善されるなど、既存の西洋医学的治療と一緒になって、有効(プラスアルファの効果)に働く場合も多く見られます。
専門性と経験値の高い相談員がお受けします
相談堂のスタイルとしては、スタッフが複数の疾患を担当するというのではなく、各自がそれぞれ専門を持ち、専門性の高い相談員が応対していることが、特徴として挙げられると思っています。
いわゆる何でも屋というのでなく、各自が専門性を高めることに常に努力をしていることは、相談堂の大きな特徴だと思っています。
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